社会に勤める。

 昨今、「働き方改革」や「生産性革命」が大きな関心を集めています。日本人の長時間労働の慣行を是正し、ワークライフバランスを実現することが大きな狙いとされています。ただ、「生産性革命」はもちろんのこと、「働き方改革」も、単に労働時間削減を目指すことではなく、長年の懸案である、生産性の向上も狙うものです。それには、技術革新と同時に、社員の創意工夫やアイディア力、視点の広さなど個々の社員のビジネス資質の大きな強化が必要とされています。一方で、若手を中心に定着率の低下がみられるなど意欲や働き甲斐を強めることなども大事なインナー施策とされています。こうした新しい時代環境の中、新しい視点の人事施策、組織開発戦略が重要です。

 私共は、教育や組織開発の経験をもとに、企業人とソーシャルセクター、パブリックセクターの様々なカタチでの交流、ヒトや知識・ノウハウ、視点などの共有を目的に設立した団体です。これまでの経験を活かし、社員のイノベーション強化や、働き甲斐、意欲の課題にお応えできるような場を提供できればと思います。

 
 

 「働き方改革」は、日本の企業文化、日本人のライフスタイル、日本の働くということに対する考え方そのものに着手する改革であり、長時間労働の是正や、個人の生産性向上を促すことで、ワークライフバランスを整える目的があります。様々な企業が、独自の取り組みを展開している中で、次のような事実が見えてきました。

 一つは、「働き方改革」で生まれた時間の活用の仕方で、会社間に「差」が生まれたこと。また、20代から30代の若手社員の会社への帰属意識が低下したこと。そして、イノベーションを創出する「第三の能力開発」(=視野の広さ/共感力)が注目され始めたことが挙げられます。

 ワーク・アットは、企業はHR部門を中心に、これらのトレンドを捉え、本質的な「働き方改革」の取り組みを行う必要があると考えています。

 

 上記に挙げた、3つのトレンドから読み解く、本質的な「働き方改革」を実現するために、ワークアットでは次のような方向性をおいています。

 「働き方改革」で生まれた時間活用の会社間に「差」については、会社内で、一人一人の生産性を向上させるための取り組みが必要であり、若手社員・エンジニアの会社への帰属意識が低下に対しては、社員のモチベーション、オーナーシップ意識を強めることが重要。また、イノベーションを創出する「第三の能力開発」のニーズの高まりに対しては、事業創出につながる広い視野の育成を行う必要があります。

 ワーク・アットでは社員のモチベーションを強化し、視野を高める取り組みが重要として、従来のスキルアップ、マインドフルネスに続く第三の人材開発・組織開発を提供したいと考えています。